支部長挨拶

第37・38期関西支部長
和田 桂子((一社)近畿建設協会 水環境研究部門)

 (公社)日本水環境学会関西支部会員の皆様には、日頃より関西支部の活動にご支援いただき厚く御礼申しあげます。この度、川﨑直人前支部長の後を引き継いで、令和3年度および4年度(第37期および38期)の支部長を務めさせていただくことになりましたので、ご挨拶申し上げます。これからの2年間、至らぬところは多々あろうかと思いますが、新しく市木敦之 副支部長、新矢将尚 副支部長、緒方文彦 幹事長、清水聡行 副幹事長の強力な幹部体制に支えられながら、幹事の皆様とともに支部活動に臨みたいと存じます。同様に、支部会員の皆様からも多大なるご支援、ご指導、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 さて、一昨年の暮れ頃から世界中を恐怖の渦に巻きこみ未だ収束が見えないコロナ禍によって、昨年度3月の第55回日本水環境学会年会(京都大学吉田キャンパス)はWEB開催となりました。藤井滋穂 実行委員長、田中宏明 実行副委員長ならびに越後信哉 幹事長をはじめ、年会運営では京都大学や関西支部幹事の多くの先生方、本部関連の先生方や事務局の方々にご協力頂きましたこと心よりお礼申し上げます。

 また、このコロナ禍で日常が一変しテレワークやWEB会議など新たな様式が導入され、日々対応を余儀なくされたことと存じます。思うに、これまでの先人も同様に「ペスト、コレラ、インフルエンザ・パンデミック」や「第1次,第2次世界大戦など戦争による被害」、「大震災,大洪水などの自然災害」等、病気や戦争、災害によって、平穏な日常を打ち砕かれた歴史があります。しかしながら、その困難から人間は何度も立ち上がって参りました。このような逆境の中でも、学術研究、技術開発などにおいて素晴らしい功績を残してきました。

 まだまだ混沌とした世の中ですが、だからこそ何かやってみよう、とにかく行動を起こしてみようというように、新しい取組みや仕組みを積極的に取り入れ、少しでも学会会員にとって「居心地の良い支部、元気な支部」になればと思います。2018年度より学会年会やシンポジウムへの参加に対する研究助成制度を開始し活性化を図ってきました。引き続き会員の皆様に身近な支部であるよう努めて参ります。

 最後になりますが、関西支部は、学術的調査や研究、知識の普及、健全な水環境の保全と創造への寄与、学術・文化の発展への貢献のために、支部活動のより一層の活性化を目指します。まずは、きっかけづくりや、できることから一歩ずつ進めることができればと思いますので、会員の皆様には、ぜひ行事や活動に積極的に参加していただき、お互いの交流を深め、そして関西支部を盛り上げていただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。