支部長挨拶

第41・42期関西支部 支部長
新矢 将尚((地独)大阪健康安全基盤研究所)

 (公社)日本水環境学会関西支部会員の皆様には、日頃より支部活動にご支援いただき厚く御礼申し上げます。この度、私は市木敦之前支部長の後を引き継ぎ、令和7年度および8年度(第41期および第42期)の関西支部支部長を務めさせていただくことになりましたので、ご挨拶申し上げます。

 私は1995年に旧大阪市立環境科学研究所に入所して以来、大阪市や大阪府、兵庫県などの地方研究所(地研)の先輩方にご指導いただき、またそのつながりで関西の各大学の先生方と懇意にしていただき、関西支部活動に足を踏み入れてきました。関西支部の伝統として、産官学の会員がバランスよく構成され、支部長は大学と大学以外(主に地研)で交互に担うという慣例がありました。しかし、地研の会員は減少傾向が著しく、近年は地研出身の大学の先生が担うことが続いていました。今般、私は古武家支部長以来20年ぶりの地研に所属する支部長となり、その責任の重さを深く感じているところです。至らぬ点は多々あろうかと存じますが、須戸幹副支部長(滋賀県立大学)、宮崎一副支部長((公財)ひょうご環境創造協会兵庫県環境研究センター)、島田洋子副支部長(京都大学大学院)に補佐していただき、また高浪龍平幹事長(大阪産業大学)、大島詔副幹事長(大阪市立環境科学研究センター)をはじめとする幹事の皆様にご協力いただきながら、新たな体制で着実に活動を進めてまいる所存です。

 本年度、関西支部は前身の西部支部から始まり41年目、現行の支部体制となって36年目にあたります。この長い歴史の中、関西支部では精力的な活動により多大な成果を積み重ねてきましたが、少子高齢化にともなう生産年齢人口の減少により、以前のような活動が困難になっています。さらに、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、私たちの社会活動に大きな制限がかかりました。その一方で、Web会議などの情報コミュニケーションツールが開発され普及し、情報交換の場が飛躍的に増大しました。いつの時代でも、技術革新は起こるものです。

 新型コロナウイルス感染症も収束してきましたので、活発だった関西支部の取組みを再現したいと考えていますが、社会情勢が変わっていますので、以前のとおりにはいきません。しかし、関西の良いところは、誰もが「オモロイ」ことを追求するポジティブな面にあると感じています。支部活動を義務として「やらねばならない」と考えると疲弊してしまいますので、「やりたいこと」「やったらオモロイこと」ができるよう、自由な発想で新しいツールも活用しつつ、支部活動を活性化することを目指しています。時代や人が変わっても、関西の水環境フィールドには変わりありませんので、関西支部の「温故知新」たる活動を展開していければと考えています。

 会員の皆様には、支部の行事や活動にご参加いただき、また各種表彰制度をご利用いただくとともに、今後一層のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。