支部長挨拶

第35・36期関西支部長
川﨑 直人 (近畿大学薬学部)

 (公社)日本水環境学会関西支部会員の皆様には,日頃より関西支部の活動にご支援いただき厚く御礼申しあげます。この度,私は大久保卓也前支部長の後を引き継ぎ,第35~36期の関西支部 支部長として和田桂子副支部長,川嵜悦子副支部長,広谷博史副支部長,笠原伸介幹事長,櫻井伸治副幹事長とともに新体制を組み,これから2年間の支部活動に臨むことになりました。第29~30期には,駒井幸雄元支部長のもとで幹事長として従事し,そのときの経験を活かし支部活動をさらに活性化していきたいと思っております。

 関西支部は,大阪府,兵庫県,京都府,滋賀県,奈良県,和歌山県の日本水環境学会会員から構成され,大学,地方行政機関,企業,NPO等に所属する各会員の方々のご協力により各地域の水環境の保全のために貢献することを目的とした活動を行っています。会員の皆様の調査・研究対象は,生活に密着した飲料水,下水を始めとして,水環境としての海域(大阪湾,播磨灘,宮津湾等),自然湖沼(琵琶湖等),ダム湖,ため池,河川(淀川,加古川,由良川,紀の川,大和川等),地下水,降水まで非常に幅広い領域となっています。私は薬学部に所属しておりますが,上水,下水,その他の水域などにおける水環境は,ヒトの健康障害を密接に関わることから「衛生薬学」の領域において重要な研究・調査を行っています。日本水環境学会における研究領域は幅広く,多方面の専門家や市民の方々が参画できる学会でもありますので,社会貢献といった側面からも関西支部から情報発信する機会を設けたいと思っています。

 生命を維持するために最も重要な水は,世界中で5人に1人が安全な水が供給されていないのが現状であり,今後の世界人口の増大を考えますと,世界各地で水が原因となる事件・事故なども起こりえるのではないでしょうか。関西領域はもちろんのこと世界中における水環境に関する活発な研究を行っていただき,それらの成果の日本水環境学会年会やシンポジウムでの発表をはじめ,関西支部におけるイベントへの積極的な参画もお待ちしておりますので,ご一報頂けましたら幸いです。

 これまでに関西支部では,見学会,支部表彰や各部会による講演会などを行っておりましたが,2018年度より会員の皆様の研究活動を活性化することを目的として,日本水環境学会年会への参加における研究助成制度が立ち上がりました。さらに,2019年度からは研究助成制度を拡大し,日本水環境学会シンポジウムへの参加における助成を開始しましたので,奮って応募されることを期待しております。

 最後になりますが,2021年3月には京都大学にて第55回日本水環境学会総会を開催予定ですので,皆様の積極的な参画をお願いいたします。また,関西支部の発展には皆様のご協力が非常に重要ですので,見学会,総会や講演会などへの参加,支部表彰や研究助成への応募などして頂きます様,よろしくお願い申しあげます。