支部長挨拶

  (公社)日本水環境学会関西支部会員の皆様には、日頃より関西支部活動についてご支援を賜り感謝いたします。この度、私は駒井幸雄前支部長の後を引き継ぎ、第31~32期の関西支部支部長として大久保卓也副支部長、長谷川進副支部長、八木正博副支部長、島田洋子幹事長とともに新体制を組み、これからの2年間の支部活動に臨むことになりましたので、ご挨拶を申し上げます。  私は1995年、阪神・淡路大震災が発生した年に関西支部幹事会に加えて頂きました。当時は村岡浩爾支部長の下、震災からの復興において、関西支部としても何か貢献しなければとの意識が会員間に強く、水質測定などにおいて十分な体制が組めないでいた各自治体などに替わって、関西支部として被災地における水質調査を実施しました。まだ車の通行が困難な場所も多い中、兵庫県立公害研究所(当時)のメンバーに京阪神における大学・研究機関のメンバーも加わり、大規模な水質調査を実施しました。道路のガードレールから垂らしたロープを掴んでの河川水面からのサンプリングや、電源を使用しないでの現場における試料水の大量前処理など、関西支部幹事として調査チームに入って初めて経験させて頂いたことも多く、私にとっては自分の研究者としての視野を一段階広げる機会になったと同時に、私が関西支部の力と、組織の垣根を越えた活動の楽しさを感じた最初の機会でもありました。その後も関西支部としての出版活動や川部会活動などを通じた関西支部における様々な機関の方々との交流は、環境研究者としての自分の成長にとって大きな糧となっていたことは確かだと思います。  今回、支部長に就任させて頂くことになり、まず、支部組織の存在意義、その活動目的とは何であろうかと考えてみました。残念ながら支部のホームページにはこの目的に関する記載がなかったため、本部ホームページの記載を借用しますと、「水環境に関連する分野の学術的調査や研究、知識の普及、健全な水環境の保全と創造への寄与、学術・文化の発展への貢献を活動目的として」いると定義されています。よって、関西支部の存在意義・活動目的とは、「関西の水環境に関連する研究・調査・知識普及、健全な水環境の保全と創造への寄与、学術・文化の発展への貢献」ということになるのかと思います。この目的を達成するためには、私が関西支部において経験してきたような、関西の水環境の保全と創造をテーマとしての組織を越えた研究・調査・知識普及活動を行っていく必要があると考えています。そしてそのような環境を構築していくことが支部長としての役割であると考えています。  今期より、幹事会の構成はずいぶん若返りました。現在、関西支部は川部会、化学物質部会、環境情報モニタリング部会の3部会体制で動いていますが、各部会が設立された当時のメンバーからの世代交代が十分に進んでいるとは言えないかと思います。世代交代とは単に組織のメンバーが若いメンバーに変わることではなく、シニア、中堅、若手が水環境をテーマとして交流し、関西の水環境を愛する気持ちを受け継いでいってこそ、世代交代がうまく進んでいると言えるのかと思います。シニアの方々には、まだまだ元気に支部活動にご参加頂き、各活動の中で中堅・若手らが気兼ねなくシニアの方々とも交流し、関西の水環境の魅力を、そして関西支部活動の楽しさを感じられるような環境を創っていくことができれば支部長としての何よりの喜びです。  いろいろ行き届かないところも多いかと存じますが、執行部一同、関西支部活動をより元気なものへと発展させるべく、努力していきたいと考えています。今度とも、ご支援・ご鞭撻のほど、どうかよろしくお願い申し上げます。

第31~32期関西支部長 米田稔(京都大学工学研究科)

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